興居島のパワースポットと祟り

興居島の有名なパワースポットは「磐神神社いわがみじんじゃ」です。由良港から門田方面に、2kmほど進み「武田牧場」の牛舎の横の道から左(山側)へ入ります。道なりに標識を見ながら進んでいくと神社の駐車場と階段が現れます。

ご神体は高さ5mの花崗岩の巨石で周囲の植生は「磐神神社社叢いわがみじんじゃしゃそう」と呼ばれ「松山市指定天然記念物」となっています。

ここに祭られているのは、磐長姫いわながひめです。磐長姫は大山津見神オオヤマツミノカミの娘で、木花之佐久夜毘売このはなさくやひめの姉です。「古事記」にはこんな話があります。

邇々芸命ににぎのみこと(日本神話における初代天皇)が木花之佐久夜毘売を見初め、大山津見神に婚姻の許可を求めたところ、父神は喜び、姉である磐長姫といっしょに嫁がせました。しかし、邇々芸命は美しい木花之佐久夜毘売のみを迎え、そうでない磐長姫を父神の元へ送り帰しました。

父神が二人の姫を嫁がせたのには理由があり、妹姫の木花之佐久夜毘売には「木の花の如く栄える」意味が、姉姫の磐長姫には「命が岩の如く不動となる」意味がありました。邇々芸命が磐長姫を帰したことから永遠の命を得ることが出来ず寿命が出来たと言われています。

このことから、選ばれなかった磐長姫が呪ったとの話もありますが、本当は心の優しい姫で、自分のような身にあう娘が出ないよう、女性にとっての良縁の神様となったと言われています。

しかし、興居島では、磐神神社には怖い話が伝わっています。

昔、ご神体の岩に一匹の大きな白蛇が住んでいて、森の木を切ると白蛇の祟りがあり死んでしまうとの言い伝えから木を切る人はいませんでした。

また、帆船が通っていた時代には、「磐神神社の前の海上を通る時は、帆を半分降ろして通らないと船が動かなくなる」と言われていました。

それだけの力があるパワースポットです。

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