今年(2026年)船踊りの外題「紅葉狩り」は、能や歌舞伎の「紅葉狩り」を元にしたストーリーですが、能や歌舞伎の「紅葉狩り」の元になっているのが、戸隠の「鬼女紅葉伝説」です。
能や歌舞伎と違い、「鬼女」になる前の物語や、所縁の場所や館跡もあり、人物像が浮かんできて興味深いです。
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会津に住む夫婦が願掛けをし娘を授かります。名前を「呉葉」と名付けます。美しく成長した娘は才色兼備で、一家が京に移り住むと、名前を「紅葉」と改め、琴を教えるようになります。
その琴の音に惹かれた源経基公の御台所が紅葉を侍女としたところ、経基公の目に留まり側室となり、やがて妊娠します。しかし、紅葉は教経公の寵愛を独り占めしようと、御台所の暗殺を企て、捕らえられ信濃の戸隠に流されます。
都から流れてきた紅葉を気の毒に思った里人たちは内裏屋敷を立てて住まわせました。喜んだ紅葉は里人に作法を教えたり、病を祈祷で直したりしました。
やがて、男の子を出産すると、その子を教基公に合わせるため兵を集め都へ上ろうとしました。戸隠荒倉山の岩屋へ移った紅葉は、山賊を味方にすると、軍資金を集めるために村々を襲うようになりました。
その噂は都にも届き、冷泉天皇は平維茂に紅葉討伐を命じました。維茂は山賊たちを打ち破りますが、紅葉は妖術を使い近寄れず、維茂は神仏に祈り宝剣を授かり紅葉を倒します。
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10月3日(土)の「船踊り」で、この物語との違いをご覧ください。
